2017年07月28日
◆熱中症とは
高温多湿な環境に長くいることで、徐々に体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。屋外だけでなく室内で何もしていない時でも発症し、場合によっては死亡することもあります。
◆症状
○めまい、立ちくらみ、手足のしびれ、筋肉のこむら返り、気分が悪い
○頭痛、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感、いつもと様子が違う
○重症になると…返事がおかしい、意識消失、けいれん、からだが熱い
◆予防対策
○暑さを避ける
室内では….気温や湿度の高い日には、無理な節電はせず、適度に扇風機やエアコンで温度を調節しましょう
屋外では….暑い中での無理な運動はさける、日傘や帽子の着用、日陰の利用、こまめな休憩
○からだの蓄熱を避けるために
・通気性のよい、吸湿性・速乾性のある衣服を着用する
・保冷剤、氷、冷たいタオルなどでからだを冷やす
○こまめに水分を補給する
・室内でも、外出時でも、のどの渇きを感じなくても、こまめに水分・塩分・経口補水液※などを補給する
◆応急処置
〇エアコンが効いている室内や風通しのよい日陰など涼しい場所に移す
〇衣服をゆるめ、からだを冷やす(特に首の回り・わきの下・足の付け根など)
〇水分補給(水分・塩分、経口補水液※など)
〇症状が改善しないときは、すみやかに医療機関を受診しましょう。
※経口補水液=水に食塩とブトウ糖を溶かしたもの
<ご注意>
暑さの感じ方は、人によって異なります。その日の体調や暑さに対する慣れなどが影響します。体調の変化に気を付けましょう。
高齢者や子ども、病気のある人(高血圧、心臓病、糖尿病など)は、特に注意が必要です。