2019年07月03日

令和元年 第25週(6月17日~6月23日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54です。
・第25週の定点把握対象疾患の総報告数は1,103 人で,前週より312人少ない報告数でした。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【咽頭結膜熱(開始3.0,終息1.0)】:姶良(3.29) 【水 痘(開始2.0,終息1.0)】:志布志(3.00)
【手足口病(開始 5.0,終息 2.0)】:鹿児島市(18.08),指宿(9.50),加世田(7.33),伊集院(2.50),出水(9.33)大口(2.00),名瀬(5.33),徳之島(5.67),川薩(10.50),姶良(5.43)
【伝染性紅斑(開始2.0,終息1.0)】:出水(5.00) 【流行性角結膜炎(開始8.0,終息4.0)】:川薩(6.00)
【ヘルパンギーナ(開始6.0,終息2.0)】:指宿(3.50),加世田(8.00)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所は次のとおりです。
【水 痘(基準値1.0)】:加世田(1.33)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1) 手足口病
第25 週の手足口病の報告数は444人で,前週より245人少なく,定点当たりの報告数は8.22であった。
年齢別では,1 歳(141 人),3 歳(77 人),2 歳(73人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿児島市保健所(18.08),川薩保健所(10.50),指宿保健所(9.50)の順に多い。
姶良保健所が10 週連続,川薩保健所が9 週連続,鹿児島市保健所が 8 週連続,指宿保健所,伊集院保健所,出水保健所,大口保健所が 6 週連続,加世田保健所が5 週連続,徳之島保健所が2 週連続,名瀬保健所が今週から流行発生警報域である。

(2)感染性胃腸炎
第25 週の感染性胃腸炎の報告数は271人で,前週より58 人少なく,定点当たりの報告数は5.02 であった。
年齢別では,1 歳(49 人),5 歳(32 人),10~14 歳(28 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,加世田保健所(13.67),指宿保健所(12.50),鹿児島市保健所(7.38)の順に多い。

(3)ヘルパンギーナ
第25 週のヘルパンギーナの報告数は122 人で,前週より20 人少なく,定点当たりの報告数は2.26 であった。
年齢別では,1 歳(31 人),2 歳(28 人),3 歳(20人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,加世田保健所(8.00),鹿児島市保健所(4.54),指宿保健所(3.50)の順に多い。
指宿保健所が6 週連続,加世田保健所が5 週連続で流行発生警報域である。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(令和元年7月3日更新)