2019年08月09日

令和元年 第31週(7月29日~8月4日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54です。
・第31週の定点把握対象疾患の総報告数は846人で,前週より86 人多い報告数でした。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【咽頭結膜熱(開始3.0,終息1.0)】:伊集院(1.75),姶良(3.71)
【手足口病(開始5.0,終息2.0)】:鹿児島市(3.46),西之表(4.00)
【伝染性紅斑(開始2.0,終息1.0)】:鹿児島市(1.31),出水(2.00)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1)感染性胃腸炎
第31 週の感染性胃腸炎の報告数は261人で,前週より19 人多く,定点当たりの報告数は4.83 であった。
年齢別では,1 歳(37 人),2 歳(30 人),3 歳(25人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,加世田保健所(17.33),鹿屋保健所(6.80),鹿児島市保健所(6.62)の順に多い。

(2) 流行性角結膜炎
第31 週の流行性角結膜炎の報告数は25 人で,前週より8人多く,定点当たりの報告数は3.57 であった。
年齢別では,30~39 歳(4人),0~5 ヶ月,20~29歳,40~49 歳(それぞれ 3 人),2 歳,10~14 歳(2人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(5.00),姶良保健所(4.00),鹿児島市保健所(3.75)の順に多い。

(3) RSウイルス感染症
第31週のRSウイルス感染症の報告数は133人で,前週より46 人多く,定点当たりの報告数は2.46 であった。
年齢別では,1歳(51 人),6~11 ヶ月(29 人),0~5 ヶ月(21人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,名瀬保健所(9.00),鹿児島市保健所(5.00),姶良保健所(2.57)の順に多い。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(令和元年8月9日更新)