2019年08月05日

令和元年 第30週(7月22日~7月28日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54です。
・第 30週の定点把握対象疾患の総報告数は 760人で,前週より 90 人多い報告数でした。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【咽頭結膜熱(開始 3.0,終息 1.0)】:伊集院(1.25),姶良(2.29)
【手足口病(開始 5.0,終息 2.0)】:鹿児島市(4.46),大口(5.00),西之表(3.00),名瀬(3.67)
【伝染性紅斑(開始 2.0,終息 1.0)】:鹿児島市(1.54),出水(1.00)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1)感染性胃腸炎
第 30 週の感染性胃腸炎の報告数は 242 人で,前週より 21 人多く,定点当たりの報告数は 4.48 であった。
年齢別では,1 歳(51 人),2 歳(31 人),5 歳(29人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,加世田保健所(12.67),鹿児島市保健所(8.08),指宿保健所(6.50)の順に多い。

(2) 流行性角結膜炎
第 30 週の流行性角結膜炎の報告数は 17 人で,前週より 6 人多く,定点当たりの報告数は 2.43 であった。
年齢別では,2 歳,30~39歳(それぞれ 3 人),1歳50~59 歳(それぞれ 2 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿児島市保健所(3.50),姶良保健所(2.00),川薩保健所(1.00)の順に多い。

(3) 手足口病
第 30 週の手足口病の報告数は 119人で,前週より11 人多く,定点当たりの報告数は 2.20 であった。
年齢別では,1歳(42 人),2 歳(26 人),6~11 ヶ月(19 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,大口保健所(5.00),鹿児島市保健所(4.46),名瀬保健所(3.67)の順に多い。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(令和元年8月2日更新)