2019年07月22日

令和元年 第28週(7月8日~7月14日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54です。
・第28週の定点把握対象疾患の総報告数は825人で,前週より33 人少ない報告数でした。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【咽頭結膜熱(開始3.0,終息1.0)】:伊集院(3.00),姶良(3.43)
【手足口病(開始 5.0,終息 2.0)】:鹿児島市(9.00),加世田(2.00),出水(2.33),大口(5.00),西之表(5.00),名瀬(7.00),川薩(2.00)
【伝染性紅斑(開始2.0,終息1.0)】:出水(3.33),名瀬(2.33)
【ヘルパンギーナ(開始6.0,終息2.0)】:加世田(3.00)【流行性角結膜炎(開始8.0,終息4.0)】:川薩(4.00)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所は次のとおりです。
【水 痘(基準値1.0)】:鹿児島市(1.31),出水(1.33)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1)感染性胃腸炎
第28 週の感染性胃腸炎の報告数は237人で,前週より3人多く,定点当たりの報告数は4.39であった。
年齢別では,1歳(35 人),2 歳(28 人),10~14歳(23 人)の順に多かった。
保健所別の定点あたり報告数は,指宿保健所及び加世田保健所(10.00),鹿屋保健所(8.60),姶良保健所(6.00)の順に多い。
川薩保健所が 12 週連続,鹿児島市保健所が 11 週連続,出水保健所が 9 週連続,加世田保健所が 8 週連続,西之表保健所が 2 週連続,大口保健所及び名瀬保健所が今週から流行発生警報域である。

(2)手足口病
第28 週の手足口病の報告数は206人で,前週より64人少なく,定点当たりの報告数は3.81であった。
年齢別では,1 歳(70 人),2 歳(35 人),3 歳(34人)の順に多かった。
保健所別の定点あたり報告数は,鹿児島市保健所(9.00),名瀬保健所(7.00),大口保健所及び西之表保健所(5.00)の順に多い。

(3)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 28 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は98 人で,前週より25 人多く,定点当たりの報告数は1.81 であった。
年齢別では,10~14 歳(15 人),4歳(13 人),3歳(12 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿児島市保健所(3.54),伊集院保健所(3.25),志布志保健所(3.00)の順に多い。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(令和元年7月19日更新)