2019年06月07日

令和元年 第22週(5月27日~6月2日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54です。
・第22週の定点把握対象疾患の総報告数は1610 人で,前週より20人少ない報告数でした。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【手足口病(開始5.0,終息2.0)】:鹿児島市(24.23),指宿(14.50),加世田(12.33),伊集院(9.00),出水(19.00),大口(6.00),志布志(2.33),鹿屋(5.60),川薩(30.25),姶良(9.29)
【伝染性紅斑(開始2.0,終息1.0)】:出水(1.00)
【ヘルパンギーナ(開始6.0,終息2.0)】:指宿(11.50),加世田(8.00)

・流行発生注意報の基準値以上の保健所は次のとおりです。
【水 痘(基準値1.0)】:鹿児島市(1.69)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1) 手足口病
第22 週の手足口病の報告数は716人で,前週より14人少なく,定点当たりの報告数は13.26であった。
年齢別では,1歳(321 人),2歳(143 人),6~11ヶ月(83 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(30.25),鹿児島市保健所(24.23),出水保健所(19.00)の順に多い。
志布志保健所が8週連続で,姶良保健所と鹿屋保健所が7週連続で,川薩保健所が6週連続で,鹿児島市保健所が5週連続で,指宿保健所,伊集院保健所,出水保健所,大口保健所が3週連続で,加世田保健所が2週連続で流行発生警報域である。

(2)感染性胃腸炎
第22 週の感染性胃腸炎の報告数は486人で,前週より69 人多く,定点当たりの報告数は9.00 であった。
年齢別では,4歳(61 人),1歳(54 人),5歳(53人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,加世田保健所(15.00),伊集院保健所(14.00),鹿児島市保健所(12.23)の順に多い。

(3)ヘルパンギーナ
第22 週のヘルパンギーナの報告数は125 人で,前週より49 人少なく,定点当たりの報告数は2.31 であった。
年齢別では,1歳(44 人),2 歳(34 人),3歳(16人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,指宿保健所(11.50),加世田保健所(8.00),鹿児島市保健所(3.69)の順に多い。
指宿保健所が3週連続で,加世田保健所が2週連続で流行発生警報域である。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(令和元年6月7日更新)