2018年12月14日

平成30年 第49週(12月3日~12月9日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54 です。
・第49週の定点把握対象疾患の総報告数は1221人で,前週より185人多い報告数でした。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。( )は定点当たり報告数
【咽頭結膜熱(開始3.0,終息1.0)】:川薩(3.75),姶良(1.71) 【水 痘(開始2.0,終息1.0)】:志布志(1.33)
【感染性胃腸炎(開始20.0,終息12.0)】:加世田(19.33) 【流行性角結膜炎(開始8.0,終息4.0)】:川薩(12.00)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所は次のとおりです。
【インフルエンザ(基準値10.0)】:伊集院(15.83) 【水 痘(基準値1.0)】:鹿児島市(1.69),川薩(1.00)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1) 感染性胃腸炎
第49 週の感染性胃腸炎の報告数は524人で,前週より23 人多く,定点当たりの報告数は9.70 であった。
年齢別では,2 歳(74 人),1 歳(68 人),4 歳(67人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,加世田保健所(19.33),鹿屋保健所(15.40),鹿児島市保健所(14.62)の順に多い。
加世田保健所が 2 週連続で流行発生警報域である。

(2)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 49 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は206 人で,前週より36人多く,定点当たりの報告数は3.81 であった。
年齢別では,6 歳(28 人),4 歳と5 歳(26 人),10~14 歳(22 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿児島市保健所(7.31),伊集院保健所(7.00),姶良保健所(4.71)の順に多い。

(3)インフルエンザ
第49 週のインフルエンザの報告数は254 人で,前週より101 人多く,定点当たりの報告数は2.76 であった。
年齢別では,10~14 歳(68人),9 歳(25 人),7歳(24 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,伊集院保健所(15.83),鹿児島市保健所(5.04),川薩保健所(2.71)の順に多い。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成30年12月14日更新)