2022年01月28日

令和4年 第3週(1月17日~1月23日)

☆定点報告疾患の発生状況

・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点91,小児科定点53です。(通常より各1 減)

・第3週の定点把握対象疾患の総報告数は951人で,前週より164 人多い報告数でした。

・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所
【感染性胃腸炎(開始20.0,終息12.0)】:川薩(23.75)
【手足口病(開始5.0,終息2.0)】:鹿児島市(5.00),川薩(6.50)
【咽頭結膜熱(開始3.0,終息1.0)】:伊集院(1.25),出水(2.00)

・流行発生注意報の基準値以上の保健所
該当なし

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)

(1)感染性胃腸炎
 第 3 週の感染性胃腸炎の報告数は 578 人で,前週より 115 人多く,定点当たりの報告数は10.91 であった。
 年齢別では,1歳(92人),2 歳(76 人),10~14 歳(71 人)の順に多かった。
 保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(23.75),鹿屋保健所(19.80),鹿児島市保健所(16.69)の順に多い。
 川薩保健所が今週から流行発生警報域である。

(2)手足口病
 第3 週の手足口病の報告数は127 人で,前週より8 人少なく,定点当たりの報告数は2.40 であった。
 年齢別では,1歳(64人),2 歳(35人),6~11ヶ月(9 人)の順に多かった。
 保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(6.50),鹿児島市保健所(5.00),指宿保健所(2.00)の順に多い。
 鹿児島市保健所が23週連続,川薩保健所が8 週連続で流行発生警報域である。

(3)RS ウイルス感染症
 第3週のRSウイルス感染症の報告数は107人で,前週より26人多く,定点当たりの報告数は2.02 であった。
 年齢別では,1 歳(38 人),2 歳(26 人),3 歳(17人)であった。
 保健所別の定点当たり報告数は,大口保健所(19.00),出水保健所(15.33),鹿屋保健所(2.20)の順に多い。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(2022年1月28日更新)