2019年03月01日

平成31年 第8週(2月18日~2月24日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54です。
・第8 週の定点把握対象疾患の総報告数は1310 人で,前週より345 人少ない報告数でした。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【インフルエンザ(開始30.0,終息10.0)】:志布志(10.20),鹿屋(10.63)
【咽頭結膜熱(開始3.0,終息1.0)】:鹿児島市(1.23),伊集院(1.25)
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(開始8.0,終息4.0)】:川薩(4.00)
【感染性胃腸炎(開始20.0,終息12.0)】:鹿屋(12.00)
【流行性角結膜炎(開始8.0,終息4.0)】:川薩(9.00)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所は次のとおりです。
【水 痘(基準値1.0)】:志布志(1.00),川薩(1.75)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1) 感染性胃腸炎
第8 週の感染性胃腸炎の報告数は417 人で,前週より28 人多く,定点当たりの報告数は7.72 であった。
年齢別では,1歳(68 人),2 歳(46 人),20歳以上(41 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,指宿保健所(15.50),姶良保健所(12.29),鹿屋保健所(12.00)の順に多い。
鹿屋保健所が5 週連続で流行発生警報域である。

(2)インフルエンザ
第8 週のインフルエンザの報告数は590 人で,前週より 375 人少なく,定点当たりの報告数は 6.41であった。
年齢別では,10~14 歳(101 人),30~39 歳,40~49歳(それぞれ43人),5歳(36人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿屋保健所(10.63),志布志保健所(10.20),屋久島保健所(9.00)の順に多い。
志布志保健所と鹿屋保健所が 7 週連続で流行発生警報域である。

(3)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 8 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は138 人で,前週より 6 人多く,定点当たりの報告数は2.56 であった。
年齢別では,4 歳(24 人),5 歳(22 人),6 歳(16人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿児島市保健所(4.08),川薩保健所,出水保健所(それぞれ4.00),指宿保健所(3.50)の順に多い。
川薩保健所が3 週連続で流行発生警報域である。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成31年3月1日更新)