2018年04月02日

平成30年 第12週(3月19日~3月25日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点93,小児科定点55 です。
・第 12 週の定点把握対象疾患の総報告数は 996 人で,前週(1378 人)より 382 人少ない報告数でした(内容等については 4 頁参照)。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【インフルエンザ(開始 30.0,終息 10.0)】:西之表(23.50)
【咽頭結膜熱(開始 3.0,終息 1.0)】:伊集院(2.00),姶良(4.29)
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(開始 8.0,終息 4.0)】:鹿児島市(4.08),川薩(6.00),

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1)感染性胃腸炎
第 12 週の感染性胃腸炎の報告数は 312 人で,前週より 96 人少なく,定点当たりの報告数は 5.67 であった。
年齢別では,10~14 歳(37人),1 歳(34 人),4歳(34 人),6 歳(31 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,姶良保健所(11.00),鹿児島市保健所(7.31),鹿屋保健所(7.20)の順に多い。

(2)インフルエンザ
第 12 週のインフルエンザの報告数は 308 人で,前週より 200 人少なく,定点当たりの報告数は 3.31であった。
年齢別では,10~14 歳(45人),5 歳(28 人),4歳(27 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,西之表保健所(23.50),徳之島保健所(8.60),鹿屋保健所(3.75)の順に多い。
今週は西之表保健所が流行発生警報域となっています。

(3)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 12 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は 143 人で,前週より 97人少なく,定点当たりの報告数は 2.60 であった。
年齢別では,5 歳(32 人),4 歳(21 人),3 歳(18人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(6.00),姶良保健所(5.29),鹿児島市保健所(4.08)の順に多い。
川薩保健所が 10 週連続,鹿児島市保健所が 5週連続で流行発生警報域となっています。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成30年3月30日更新)