2019年03月29日

平成31年 第12週(3月18日~3月24日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54です。
・第12週の定点把握対象疾患の総報告数は999人で,前週より26 人多い報告数でした。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【咽頭結膜熱(開始3.0,終息1.0)】:鹿児島市(1.08),伊集院(1.25)
【流行性角結膜炎(開始8.0,終息4.0)】:川薩(12.00)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所は次のとおりです。
【水 痘(基準値1.0)】:鹿児島市(1.77),鹿屋(1.20)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1) 感染性胃腸炎
第12 週の感染性胃腸炎の報告数は516人で,前週より48 人多く,定点当たりの報告数は9.56 であった。
年齢別では,1 歳(69 人),2 歳,3 歳(それぞれ57人),5 歳(53人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,姶良保健所(16.14),加世田保健所(16.00),鹿児島市保健所(13.69)の順に多い。

(2)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 12 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は155 人で,前週より13人多く,定点当たりの報告数は2.87 であった。
年齢別では,4 歳(28 人),3 歳,5 歳,6 歳(それぞれ19人),7歳(17 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿児島市保健所(5.31),出水保健所(5.00),西之表保健所(4.00)の順に多い。

(3)流行性角結膜炎
第12 週の流行性角結膜炎の報告数は18 人で,前週より8人多く,定点当たりの報告数は2.57 であった。
年齢別では,20~29歳,30~39歳(それぞれ4人),1 歳(2 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(12.00),鹿屋保健所(3.00),姶良保健所(2.00)の順に多い。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成31年3月29日更新)