2019年01月25日

平成31年 第3週(1月14日~1月20日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54 です。
・第3週の定点把握対象疾患の総報告数は6,002人で,前週より308人多い報告数でした。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。【インフルエンザ(開始30.0,終息10.0)】:鹿児島市(67.17),指宿(66.33),加世田(27.83),伊集院(58.00),
出水(42.40),大口(32.00),志布志(53.20),鹿屋(84.25),西之表(49.50),名瀬(26.00),川薩(81.57),姶良(63.55)
【咽頭結膜熱(開始3.0,終息1.0)】:鹿児島市(1.54),伊集院(3.50)
【水 痘(開始2.0,終息1.0)】:鹿児島市(1.62),鹿屋(1.00)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所は次のとおりです。
【インフルエンザ(基準値10.0)】:屋久島(27.25),徳之島(28.00)
【水 痘(基準値1.0)】:指宿(1.00)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1) インフルエンザ
第3 週のインフルエンザの報告数は5,223 人で,前週より 408 人多く,定点当たりの報告数は 56.77であった。
年齢別では,10~14 歳(802 人),5 歳(387 人),6歳(360 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿屋保健所(84.25),川薩保健所(81.57),鹿児島市保健所(67.17)の順に多い。
県内14保健所のうち,屋久島保健所と徳之島保健所が流行発生注意報域,その他の12 保健所が2週連続で流行発生警報域である。

(2)感染性胃腸炎
第3 週の感染性胃腸炎の報告数は499 人で,前週より2人多く,定点当たりの報告数は9.24であった。
年齢別では,1 歳(83 人),3 歳(56 人),2 歳,4歳(それぞれ49 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿屋保健所(15.60),姶良保健所(14.86),加世田保健所(14.00)の順に多い。

(3)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 3 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は135 人で,前週より33 人少なく,定点当たりの報告数は2.50 であった。
年齢別では,5歳(19 人),3 歳,4歳,6 歳,10~14歳(それぞれ16人),8歳(11人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(6.00),鹿児島市保健所(5.23),西之表保健所(3.00)の順に多い。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成31年1月25日更新)