2019年06月14日

令和元年 第23週(6月3日~6月9日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54です。
・第23週の定点把握対象疾患の総報告数は1546 人で,前週より64人少ない報告数でした。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【咽頭結膜熱(開始3.0,終息1.0)】:姶良(3.86),【流行性角結膜炎(開始8.0,終息4.0)】:川薩(8.00)
【手足口病(開始5.0,終息2.0)】:鹿児島市(27.31),指宿(8.50),加世田(8.67),伊集院(4.50),出水(20.67),大口(11.00),志布志(2.33),鹿屋(6.40),川薩(34.50),姶良(9.43),【ヘルパンギーナ(開始6.0,終息2.0)】:指宿(4.50),加世田(10.67),【伝染性紅斑(開始2.0,終息1.0)】:出水(3.00)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所は次のとおりです。
【水 痘(基準値1.0)】:志布志(1.00)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1) 手足口病
第23 週の手足口病の報告数は757人で,前週より41 人多く,定点当たりの報告数は14.02 であった。
年齢別では,1歳(315 人),2 歳(172 人),3歳(93人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(34.50),鹿児島市保健所(27.31),出水保健所(20.67)の順に多い。
志布志保健所が 9 週連続で,鹿屋保健所と姶良保健所が 8 週連続で,川薩保健所が 7 週連続で,鹿児島市保健所が 6 週連続で,指宿保健所,伊集院保健所,出水保健所,大口保健所が 4 週連続で,加世田保健所が3 週連続で流行発生警報域である。

(2)感染性胃腸炎
第23 週の感染性胃腸炎の報告数は389人で,前週より97 人少なく,定点当たりの報告数は7.20 であった。
年齢別では,1歳(65 人),2 歳(45 人),10~14歳(42 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,指宿保健所(13.00),加世田保健所(10.67),鹿屋保健所(10.20)の順に多い。

(3)ヘルパンギーナ
第23 週のヘルパンギーナの報告数は120 人で,前週より5人少なく,定点当たりの報告数は2.22 であった。
年齢別では,1歳(48 人),2 歳(21 人),~11 ヶ月(17 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,加世田保健所(10.67),指宿保健所(4.50),鹿児島市保健所(4.08)の順に多い。
指宿保健所が 4 週連続で,加世田保健所が 3 週連続で流行発生警報域である。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(令和元年6月14日更新)