2019年01月18日
平成31年 第2週(1月7日～1月13日)
☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は，インフルエンザ定点92，小児科定点54です。
・第2 週の定点把握対象疾患の総報告数は5,694 人で，前週より3,435 人多い報告数でした。
・流行発生警報の基準値（開始基準値及び終息基準値）以上の保健所は次のとおりです。
【インフルエンザ（開始 30.0，終息 10.0)】：鹿児島市(51.91),指宿(69.33),加世田(30.83),伊集院(60.17),出水(61.40),大口(40.50),志布志(60.40),鹿屋(65.75),西之表(52.00),名瀬(32.40),川薩(75.57),姶良(57.45)
【咽頭結膜熱（開始3.0，終息1.0)】：鹿児島市(1.62),伊集院(3.00),姶良(2.57)
【水 痘（開始2.0，終息1.0)】：鹿児島市(2.38),鹿屋(2.00)
【流行性角結膜炎（開始8.0，終息4.0)】：川薩(10.00)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所は次のとおりです。
【インフルエンザ（基準値10.0)】：屋久島(25.50),徳之島(24.40)
【水 痘（基準値1.0)】：大口(1.00)
☆定点報告疾患（定点当たり報告数の上位３疾患の発生状況）
（1） インフルエンザ
第2 週のインフルエンザの報告数は4,815 人で，前週より3,145人多く，定点当たりの報告数は52.34であった。
年齢別では，10～14 歳(659 人)，40～49 歳(345人)，30～39 歳(343 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は，川薩保健所（75.57)，指宿保健所（69.33)，鹿屋保健所（65.75)の順に多い。
県内14保健所のうち，屋久島保健所と徳之島保健所が流行発生注意報域，その他の保健所が今週から流行発生警報域である。
（2）感染性胃腸炎
第2 週の感染性胃腸炎の報告数は497 人で，前週より166人多く，定点当たりの報告数は9.20 であった。
年齢別では，1 歳(87 人)，2 歳(70 人)，3 歳(45人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は，加世田保健所（17.00)，鹿児島市保健所（13.54)，姶良保健所（12.43)の順に多い。
（3）Ａ群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 2 週のＡ群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は168 人で，前週より77 人多く，定点当たりの報告数は3.11 であった。
年齢別では，4 歳，6歳(それぞれ25 人)，5歳(23人)，3 歳(20人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は，西之表保健所（7.00)，鹿児島市保健所（5.77)，川薩保健所（5.75)の順に多い。
【鹿児島県感染症情報センターより参照】
（平成31年1月18日更新)