2019年02月15日

平成31年 第6週(2月4日~2月10日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54 です。
・第6週の定点把握対象疾患の総報告数は3137人で,前週より1395人少ない報告数でした。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【インフルエンザ(開始 30.0,終息 10.0)】:鹿児島市(30.13),指宿(30.33),加世田(16.67),伊集院(21.17),出水(18.60),大口(10.00),志布志(34.00),鹿屋(44.38),西之表(10.50),名瀬(18.00),川薩(38.71),姶良(21.36)
【咽頭結膜熱(開始3.0,終息1.0)】:鹿児島市(1.38),伊集院(2.25)
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(開始8.0,終息4.0)】:川薩(8.50)
【感染性胃腸炎(開始20.0,終息12.0)】:加世田(18.00),鹿屋(15.20)
【水 痘(開始2.0,終息1.0)】:鹿児島市(1.31),鹿屋(1.80)
【流行性角結膜炎(開始8.0,終息4.0)】:川薩(7.00)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所は次のとおりです。
【水 痘(基準値1.0)】:出水(1.00)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1) インフルエンザ
第6週のインフルエンザの報告数は2349 人で,前週より1284 人少なく,定点当たりの報告数は25.53であった。
年齢別では,10~14 歳(381 人),5 歳(175 人),7歳(174 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿屋保健所(44.38),川薩保健所(38.71),志布志保健所(34.00)の順に多い。
屋久島保健所,徳之島保健所を除く他12 保健所が5 週連続で流行発生警報域である。

(2)感染性胃腸炎
第6 週の感染性胃腸炎の報告数は488 人で,前週より93 人少なく,定点当たりの報告数は9.04 であった。
年齢別では,1 歳(77 人),2 歳(60 人),20 歳以上(51 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,加世田保健所(18.00),指宿保健所(17.50),姶良保健所(16.14)の順に多い。
加世田保健所と鹿屋保健所が3週連続で流行発生警報域である。

(3)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 6 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は149 人で,前週より 1 人多く,定点当たりの報告数は2.76 であった。
年齢別では,4 歳(30 人),5 歳(23 人),6 歳(20人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(8.50),鹿児島市保健所(4.54),伊集院保健所(3.25)の順に多い。
川薩保健所が今週から流行発生警報域である。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成31年2月15日更新)