2019年03月08日

平成31年 第9週(2月25日~3月3日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54です。
・第9 週の定点把握対象疾患の総報告数は1177 人で,前週より133 人少ない報告数でした。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。( )は定点当たり報告数
【咽頭結膜熱(開始3.0,終息1.0)】:鹿児島市(2.23),伊集院(1.75)
【流行性角結膜炎(開始8.0,終息4.0)】:川薩(7.00)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所は次のとおりです。
【インフルエンザ(基準値10.0)】:西之表(10.00)
【水 痘(基準値1.0)】:川薩(1.00)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1) 感染性胃腸炎
第9 週の感染性胃腸炎の報告数は406 人で,前週より11 人少なく,定点当たりの報告数は7.52 であった。
年齢別では,1歳(56 人),10~14 歳(49 人),3 歳,5 歳(それぞれ39 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,指宿保健所(15.50),姶良保健所(12.14),川薩保健所(10.75)の順に多い。

(2)インフルエンザ
第9 週のインフルエンザの報告数は419 人で,前週より 171 人少なく,定点当たりの報告数は 4.55であった。
年齢別では,10~14 歳(65人),6 歳(35 人),2歳(34 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,西之表保健所(10.00),鹿屋保健所(8.50),加世田保健所(6.83)の順に多い。

(3)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 9 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は165 人で,前週より27 人多く,定点当たりの報告数は3.06 であった。
年齢別では,5 歳(33 人),4 歳(22 人),3 歳,6歳,7歳(それぞれ20 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,出水保健所(7.00),大口保健所(6.00),鹿児島市保健所(5.62)の順に多い。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成31年3月8日更新)