2019年06月21日

令和元年 第24週(6月10日~6月16日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54です。
・第24週の定点把握対象疾患の総報告数は1,415 人で,前週より131人少ない報告数でした。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【咽頭結膜熱(開始3.0,終息1.0)】:姶良(3.14)
【手足口病(開始5.0,終息2.0)】:鹿児島市(27.15),指宿(16.00),加世田(9.33),伊集院(7.25),出水(9.33),大口(6.00),志布志(3.33),鹿屋(4.80),徳之島(5.00),川薩(20.00),姶良(10.00)
【伝染性紅斑(開始2.0,終息1.0)】:出水(1.33)
【ヘルパンギーナ(開始6.0,終息2.0)】:指宿(3.00),加世田(8.67)
【流行性角結膜炎(開始8.0,終息4.0)】:川薩(8.00)

・流行発生注意報の基準値以上の保健所は次のとおりです。
【水 痘(基準値1.0)】:鹿児島市(1.15)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1) 手足口病
第24 週の手足口病の報告数は689人で,前週より68人少なく,定点当たりの報告数は12.76であった。
年齢別では,1 歳(238 人),2 歳(156 人),3 歳(94人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿児島市保健所(27.15),川薩保健所(20.00),指宿保健所(16.00)の順に多い。
志布志保健所が10 週連続で,姶良保健所と鹿屋保健所が9 週連続,川薩保健所が8 週連続,鹿児島市保健所が 7 週連続,指宿保健所,伊集院保健所,出
水保健所,大口保健所が 5 週連続,加世田保健所が4 週連続,徳之島保健所が今週から流行発生警報域である。

(2)感染性胃腸炎
第24 週の感染性胃腸炎の報告数は329人で,前週より60 人少なく,定点当たりの報告数は6.09 であった。
年齢別では,1 歳(61 人),2 歳(36 人),3 歳(32人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,加世田保健所(10.33),指宿保健所(10.00),鹿児島市保健所(8.85)の順に多い。

(3)ヘルパンギーナ
第24 週のヘルパンギーナの報告数は142 人で,前週より22 人多く,定点当たりの報告数は2.63 であった。
年齢別では,1 歳(41 人),2 歳(32 人),6~11 ヶ月(20 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,加世田保健所(8.67),鹿児島市保健所(5.00),大口保健所(4.00)の順に多い。
指宿保健所が5 週連続,加世田保健所が4 週連続で流行発生警報域である。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(令和元年6月21日更新)