令和4年・ 26週～感染性胃腸炎、手足口病、咽頭結膜熱～

　令和4年 第26週(6月27日～7月3日)

☆定点報告疾患の発生状況

・今週の定点医療機関は，インフルエンザ定点91，小児科定点53です。（通常より各1 減）
・第26週の定点把握対象疾患の総報告数は673人で，前週より88 人多い報告数でした。
・流行発生警報の基準値（開始基準値及び終息基準値）以上の保健所
【咽頭結膜熱（開始3.0，終息1.0)】：出水(1.33),川薩(2.75)
【手足口病（開始5.0，終息2.0)】：加世田(2.33),出水(3.00),名瀬(2.67),川薩(10.50)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所
　該当なし

☆定点報告疾患（定点当たり報告数の上位３疾患の発生状況）

（1）感染性胃腸炎
　第 26 週の感染性胃腸炎の報告数は 373 人で，前週より 37 人多く，定点当たりの報告数は7.04 であった。
　年齢別では，1 歳（71 人），2 歳（56 人）,10～14歳（48 人）の順に多かった。
　保健所別の定点当たり報告数は，鹿児島市保健所（10.92)，加世田保健所，志布志保健所（それぞれ 10.33)，鹿屋保健所（9.20)の順に多い。

（2）手足口病
　第26 週の手足口病の報告数は165人で，前週より52 人多く，定点当たりの報告数は3.11 であった。
　年齢別では，1 歳（67 人），2 歳（30 人），6～11 ヶ月（25 人）であった。
　保健所別の定点当たり報告数は，川薩保健所（10.50)，鹿児島市保健所（4.46)，伊集院保健所，出水保健所（それぞれ3.00)の順に多い。

（3）咽頭結膜熱
　第26 週の咽頭結膜熱の報告数は53 人で，前週より7 人少なく，定点当たりの報告数は1.00 であった。
　年齢別では，1歳（26 人），6～11 ヶ月，2歳（それぞれ10 人），3 歳（3 人）の順に多かった。
　保健所別の定点当たり報告数は，川薩保健所（2.75)，加世田保健所，出水保健所（それぞれ1.33)，姶良保健所（1.17)の順に多い。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
（2022年7月8日更新)