2019年02月22日

平成31年 第7週(2月11日~2月17日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54 です。
・第7週の定点把握対象疾患の総報告数は1655人で,前週より1482人少ない報告数でした。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【インフルエンザ(開始30.0,終息10.0)】:鹿児島市(12.91),指宿(10.33),伊集院(12.00),志布志(12.20),鹿屋(19.75),川薩(10.14)
【咽頭結膜熱(開始3.0,終息1.0)】:鹿児島市(1.77),伊集院(2.25)
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(開始8.0,終息4.0)】:川薩(4.50)
【感染性胃腸炎(開始20.0,終息12.0)】:鹿屋(12.20)
【水 痘(開始2.0,終息1.0)】:鹿屋(2.20)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所は次のとおりです。
【水 痘(基準値1.0)】:志布志(1.67)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1) インフルエンザ
第7 週のインフルエンザの報告数は965 人で,前週より1384 人少なく,定点当たりの報告数は10.49であった。
年齢別では,10~14 歳(164人),2 歳,30~39 歳(それぞれ64 人),3 歳(63 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿屋保健所(19.75),鹿児島市保健所(12.91),志布志保健所(12.20)の順に多い。
鹿児島市保健所,指宿保健所,伊集院保健所,川薩保健所,志布志保健所,鹿屋保健所が6 週連続で流行発生警報域である。

(2)感染性胃腸炎
第7 週の感染性胃腸炎の報告数は389 人で,前週より99 人少なく,定点当たりの報告数は7.20 であった。
年齢別では,1 歳(63 人),10~14 歳(45 人),4 歳(42 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,指宿保健所(17.50),姶良保健所(12.86),鹿屋保健所(12.20)の順に多い。
鹿屋保健所が4 週連続で流行発生警報域である。

(3)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 7 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は132 人で,前週より17 人少なく,定点当たりの報告数は2.44 であった。
年齢別では,5 歳(26 人),4 歳(21 人),10~14 歳(17 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(4.50),伊集院保健所(4.00),鹿児島市保健所(3.92)の順に多い。
川薩保健所が 2 週連続で流行発生警報域である。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成31年2月22日更新)