2019年02月01日

平成31年 第4週(1月21日~1月27日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54 です。
・第4週の定点把握対象疾患の総報告数は5589人で,前週より413人少ない報告数でした。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【インフルエンザ(開始 30.0,終息 10.0)】:鹿児島市(66.61),指宿(53.00),加世田(27.50),伊集院(38.50),出水(38.80),大口(31.50),志布志(60.80),鹿屋(68.13),西之表(57.00),名瀬(35.00),川薩(59.00),姶良(54.64)
【咽頭結膜熱(開始3.0,終息1.0)】:鹿児島市(2.08),伊集院(5.00)
【感染性胃腸炎(開始20.0,終息12.0)】:加世田(21.33),鹿屋(20.20)
【水 痘(開始2.0,終息1.0)】:鹿児島市(1.15),鹿屋(2.20)
【流行性角結膜炎(開始8.0,終息4.0)】:川薩(14.00)

・流行発生注意報の基準値以上の保健所は次のとおりです。
【インフルエンザ(基準値10.0)】:屋久島(29.00),徳之島(22.60)
【水 痘(基準値1.0)】:西之表(1.00)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1) インフルエンザ
第4週のインフルエンザの報告数は4725 人で,前週より 498 人少なく,定点当たりの報告数は 51.36であった。
年齢別では,10~14 歳(817 人),7歳(322 人),30~39 歳(299 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿屋保健所(68.13),鹿児島市保健所(66.61),志布志保健所(60.80)の順に多い。
県内14保健所のうち,屋久島保健所と徳之島保健所が流行発生注意報域,その他の12 保健所が3週連続で流行発生警報域である。

(2)感染性胃腸炎
第4 週の感染性胃腸炎の報告数は512 人で,前週より13 人多く,定点当たりの報告数は9.48 であった。
年齢別では,1 歳(83 人),3 歳(58 人),2 歳(57人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,加世田保健所(21.33),鹿屋保健所(20.20),指宿保健所(16.00)の順に多い。
加世田保健所と鹿屋保健所が今週から,流行発生警報域である。

(3)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 4 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は160 人で,前週より25 人多く,定点当たりの報告数は2.96 であった。
年齢別では,10~14 歳(29 人),4歳(24 人),5歳(21 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿児島市保健所(6.23 ),川薩保健所(5.75),指宿保健所,伊集院保健所(それぞれ3.50)の順に多い。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成31年2月1日更新)