2022年02月11日

令和4年 第5週(1月31日~2月6日)

☆定点報告疾患の発生状況

・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点91,小児科定点53です。(通常より各1 減)
・第5週の定点把握対象疾患の総報告数は695人で,前週より156 人少ない報告数でした。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所
【咽頭結膜熱(開始3.0,終息1.0)】:出水(1.33)
【感染性胃腸炎(開始20.0,終息12.0)】:鹿屋(21.60)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所 該当なし

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)

(1)感染性胃腸炎
 第5週の感染性胃腸炎の報告数は485 人で,前週より59 人少なく,定点当たりの報告数は9.15 であった。
 年齢別では,2歳(73人),1 歳(64 人),10~14 歳(56 人)の順に多かった。
 保健所別の定点当たり報告数は,鹿屋保健所(21.60),鹿児島市保健所(15.62),川薩保健所(11.50)の順に多い。
 鹿屋保健所が2 週連続で流行発生警報域である。

(2)RS ウイルス感染症
 第5週のRSウイルス感染症の報告数は66人で,前週より37人少なく,定点当たりの報告数は1.25 であった。
 年齢別では,1 歳(20 人),2 歳,3 歳(それぞれ12 人),6~11ヶ月(9 人)の順に多かった。
 保健所別の定点当たり報告数は,出水保健所(12.33),大口保健所(7.00),伊集院保健所(2.25)の順に多い。

(3)手足口病
 第5週の手足口病の報告数は47 人で,前週より33人少なく,定点当たりの報告数は0.89 であった。
 年齢別では,1歳(21 人),2 歳(14人),3歳(5 人)であった。保健所別の定点当たり報告数は,出水保健所,名瀬保健所(それぞれ1.67),伊集院保健所(1.50),鹿児島市保健所(1.38)の順に多い。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(2022年2月14日更新)