2019年02月08日

平成31年 第5週(1月28日~2月3日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54 です。
・第5週の定点把握対象疾患の総報告数は4532人で,前週より1057人少ない報告数でした。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【インフルエンザ(開始 30.0,終息 10.0)】:鹿児島市(51.35),指宿(51.00),加世田(20.00),伊集院(28.33),出水(34.60),大口(20.50),志布志(45.40),鹿屋(51.25),西之表(23.00),名瀬(40.60),川薩(39.86),姶良(41.64)
【咽頭結膜熱(開始3.0,終息1.0)】:鹿児島市(1.54),伊集院(1.75)
【感染性胃腸炎(開始20.0,終息12.0)】:加世田(17.33),鹿屋(25.20)
【水 痘(開始2.0,終息1.0)】:鹿児島市(1.77),鹿屋(1.40) 【流行性角結膜炎(開始8.0,終息4.0)】:川薩(10.00)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所は次のとおりです。
【インフルエンザ(基準値10.0)】:屋久島(22.75),徳之島(16.20)
【水 痘(基準値1.0)】:川薩(1.00)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1) インフルエンザ
第5週のインフルエンザの報告数は3633 人で,前週より1092 人少なく,定点当たりの報告数は39.49であった。
年齢別では,10~14 歳(581 人),4 歳(241 人),7歳(236 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿児島市保健所(51.35),鹿屋保健所(51.25),指宿保健所(51.00)の順に多い。
県内14保健所のうち,屋久島保健所と徳之島保健所が流行発生注意報域,その他の12 保健所が4週連続で流行発生警報域である。

(2)感染性胃腸炎
第5 週の感染性胃腸炎の報告数は581 人で,前週より69人多く,定点当たりの報告数は10.76 であった。
年齢別では,1 歳(88 人),10~14 歳(70 人),2 歳(58 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿屋保健所(25.20),加世田保健所(17.33),姶良保健所(16.86)の順に多い。
加世田保健所と鹿屋保健所が 2 週連続で,流行発生警報域である。

(3)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 5 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は148 人で,前週より12 人少なく,定点当たりの報告数は2.74 であった。
年齢別では,4 歳(26 人),6 歳(25 人),7 歳(22人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,伊集院保健所(5.75),鹿児島市保健所(5.15),川薩保健所(3.50)の順に多い。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成31年2月8日更新)