2018年11月22日

平成30年 第46週(11月12日~11月18日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54です。
・第46週の定点把握対象疾患の総報告数は802人で,前週より45 人多い報告数でした。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。( )は定点当たり報告数
【咽頭結膜熱(開始3.0,終息1.0)】:川薩(3.50),姶良(2.43)
【流行性角結膜炎(開始8.0,終息4.0)】:川薩(8.00),
・流行発生注意報の基準値以上の保健所は次のとおりです。
【水 痘(基準値1.0)】:指宿(1.00),志布志(1.33)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1) 感染性胃腸炎
第46 週の感染性胃腸炎の報告数は393人で,前週より30 人多く,定点当たりの報告数は7.28 であった。
年齢別では,2 歳(61 人),3 歳(57 人),1 歳(46人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿屋保健所(12.60),鹿児島市保健所(10.54),指宿保健所,大口保健所(それぞれ10.00)の順に多い。

(2)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 46 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は166 人で,前週より12人多く,定点当たりの報告数は3.07 であった。
年齢別では,5 歳(28 人),4 歳,7 歳(それぞれ20人),10~14 歳(19 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿児島市保健所(6.54),川薩保健所(4.50),出水保健所(3.67)の順に多い。

(3) 流行性角結膜炎
第46 週の流行性角結膜炎の報告数は16 人で,前週より2人多く,定点当たりの報告数は2.29 であった。
年齢別では,50~59 歳(3 人),5 歳,20~29 歳,30~39 歳(それぞれ 2 人),1 歳,2 歳,3 歳,4 歳,8 歳,10~14歳,40~49 歳(それぞれ1人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(8.00),鹿屋保健所(3.00),鹿児島市保健所(1.25)の順に多い。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成30年11月22日更新)