2018年12月21日

平成30年 第50週(12月10日~12月16日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54です。
・第50週の定点把握対象疾患の総報告数は1279 人で,前週より58人多い報告数でした。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。( )は定点当たり報告数
【咽頭結膜熱(開始3.0,終息1.0)】:鹿児島市(3.85),川薩(4.00),姶良(2.71)
【感染性胃腸炎(開始20.0,終息12.0)】:加世田(17.33) 【水 痘(開始2.0,終息1.0)】:志布志(2.33)
【流行性角結膜炎(開始8.0,終息4.0)】:川薩(12.00)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所は次のとおりです。
【インフルエンザ(基準値10.0)】:伊集院(16.17) 【水 痘(基準値1.0)】:鹿児島市(1.46),出水(1.00)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1) 感染性胃腸炎
第50 週の感染性胃腸炎の報告数は482人で,前週より42 人少なく,定点当たりの報告数は8.93 であった。
年齢別では,1 歳(82 人),2 歳(65 人),3 歳(57人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,大口保健所(18.00),加世田保健所(17.33),指宿保健所(15.50)の順に多い。
加世田保健所が 3 週連続で流行発生警報域である。

(2)インフルエンザ
第50 週のインフルエンザの報告数は392 人で,前週より138 人多く,定点当たりの報告数は4.26 であった。
年齢別では,10~14 歳(102 人),7 歳(48 人),9歳(45 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,伊集院保健所(16.17),鹿児島市保健所(6.13),大口保健所(5.00)の順に多い。

(3)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 50 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は187 人で,前週より19人少なく,定点当たりの報告数は3.46 であった。
年齢別では,4 歳(36 人),6 歳(24 人),3 歳と 7歳(それぞれ23 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿児島市保健所(6.54),姶良保健所(5.57),川薩保健所(4.25)の順に多い。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成30年12月21日更新)