2021年12月10日

令和3年 第48週(11月29日~12月5日)

☆定点報告疾患の発生状況

・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54です。

・第48週の定点把握対象疾患の総報告数は911人で,前週より16 人少ない報告数でした。

・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所
【手足口病(開始5.0,終息2.0)】:鹿児島市(13.38),伊集院(4.00), 川薩(7.75),出水(9.33),大口(3.00), 姶良(7.14),志布志(4.33),鹿屋(3.60),【咽頭結膜熱(開始3.0,終息1.0)】:伊集院(3.00)

・流行発生注意報の基準値以上の保健所 該当なし

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)

(1)手足口病
 第 48 週の手足口病の報告数は 348 人で,前週より 9 人多く,定点当たりの報告数は6.44 であった。
 年齢別では,1歳(171 人),2 歳(93 人),6~11 ヶ月(27人)の順に多かった。
 保健所別の定点当たり報告数は,鹿児島市保健所(13.38),出水保健所(9.33),川薩保健所(7.75)の順に多い。
 鹿児島市保健所が18週連続,出水保健所が17週連続,姶良保健所が14 週連続,鹿屋保健所が12 週連続,伊集院保健所,大口保健所が9週連続,川薩保健所がが3 週連続,志布志保健所が2週連続で流行発生警報域である。

(2)感染性胃腸炎
 第48 週の感染性胃腸炎の報告数は314 人で,前週より1 人多く,定点当たりの報告数は5.81 であった。
 年齢別では,2歳(59人),1 歳(48人),4 歳(37 人)の順に多かった。
 保健所別の定点当たり報告数は,出水保健所(15.67),鹿児島市保健所(10.92),鹿屋保健所(7.20)の順に多い。

(3)RS ウイルス感染症
 第 48 週のRSウイルス感染症の報告数は 118 人で,前週より22 人少なく,定点当たりの報告数は2.19 であった。
 年齢別では,1歳(37人),2 歳(31人),3 歳(19 人)であった。
 保健所別の定点当たり報告数は,大口保健所(9.00),鹿屋保健所(4.40),鹿児島市保健所(3.92)の順に多い。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(2021年12月10日更新)