2019年01月11日

平成31年 第1週(12月31日~1月6日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54です。
・第1 週の定点把握対象疾患の総報告数は2259 人で,前週より683 人多い報告数でした。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【咽頭結膜熱(開始3.0,終息1.0)】:鹿児島市(1.15),伊集院(3.50),姶良(1.43)
【水 痘(開始2.0,終息1.0)】:鹿児島市(2.00),鹿屋(2.20)
【流行性角結膜炎(開始8.0,終息4.0)】:川薩(8.00)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所は次のとおりです。
【インフルエンザ(基準値10.0)】:鹿児島市(21.09),指宿(16.67),伊集院(23.17),出水(16.80),大口(23.50),志布志(18.00),鹿屋(25.50),名瀬(11.80),川薩(27.86),姶良(17.82)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1) インフルエンザ
第1週のインフルエンザの報告数は1670 人で,前週より766 人多く,定点当たりの報告数は18.15 であった。
年齢別では,10~14 歳(175 人),20~29 歳(166人),30~39 歳(165 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(27.86),鹿屋保健所(25.50),大口保健所(23.50)の順に多い。

(2)感染性胃腸炎
第1 週の感染性胃腸炎の報告数は331 人で,前週より39 人少なく,定点当たりの報告数は6.13 であった。
年齢別では,1 歳(52 人),2 歳(42 人),10~14 歳(31 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿屋保健所(15.40),姶良保健所(9.86),鹿児島市保健所(8.92)の順に多い。

(3)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 1 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は91 人で,前週より 28 人少なく,定点当たりの報告数は1.69 であった。
年齢別では,3 歳,7 歳(それぞれ11 人),2歳,5歳(それぞれ9 人),4歳,8 歳,9 歳(それぞれ8 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,伊集院保健所(3.75),鹿児島市保健所(3.54),姶良保健所(1.71)の順に多い。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成31年1月11日更新)