2018年02月23日

平成30年 第7週(2月12日~2月18日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点93,小児科定点55 です。
・第 7 週の定点把握対象疾患の総報告数は 4173 人で,前週(6131 人)より 1958 人少ない報告数でした(内容等については 4 頁参照)。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【インフルエンザ(開始 30.0,終息 10.0)】:鹿児島市(35.00),指宿(40.00),加世田(28.33),伊集院(39.83),出水(58.60),大口(23.33),志布志(35.80),鹿屋(50.50),西之表(57.50),屋久島(22.50),名瀬(45.40),徳之島(24.60),川薩(42.29),姶良(32.27)
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(開始 8.0,終息 4.0)】:川薩(11.25)
【感染性胃腸炎(開始 20.0,終息 12.0)】:指宿(16.50),加世田(13.00)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1) インフルエンザ
第 7週のインフルエンザの報告数は 3486 人で,前週より 1783 人少なく,定点当たりの報告数は 37.48であった。
年齢別では,10~14 歳(625 人),8歳(235 人), 6歳(216 人),7 歳(216 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,出水保健所(58.60),西之表保健所(57.50),鹿屋保健所(50.50)の順に多い。
先週に引き続き,14 保健所全てが流行発生警報域となっています。

(2) 感染性胃腸炎
第 7 週の感染性胃腸炎の報告数は 387 人で,前週より 109 人少なく,定点当たりの報告数は 7.04 であった。
年齢別では,1歳(47 人),10~14 歳(42 人),20歳以上(40 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,指宿保健所(16.50),姶良保健所(15.29),加世田保健所(13.00)の順に多い。
指宿保健所が 5 週連続で加世田保健所が 2 週連続で流行発生警報域となっています。

(3) A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 7 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は146 人で,前週より 7 人少なく,定点当たりの報告数は 2.65 であった。
年齢別では,10~14 歳(25人),5 歳(23 人),3歳(20 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(11.25),鹿児島市保健所(4.15),姶良保健所(2.14)の順に多い。
川薩保健所が 5 週連続で流行発生警報域となっています。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成30年2月23日更新)