2019年05月31日

令和元年 第21週(5月20日~5月26日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54です。
・第21週の定点把握対象疾患の総報告数は1630 人で,前週より196人多い報告数でした。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。( )は定点当たり報告数
【咽頭結膜熱(開始3.0,終息1.0)】:伊集院(1.00) 【水 痘(開始2.0,終息1.0)】:志布志(2.33)
【手足口病(開始5.0,終息2.0)】:鹿児島市(25.62),指宿(11.50),加世田(9.00),伊集院(11.00),出水(11.33),
大口(5.00),志布志(4.67),鹿屋(15.00),川薩(21.75),姶良(11.29)
【ヘルパンギーナ(開始6.0,終息2.0)】:指宿(14.00),加世田(8.00)
【伝染性紅斑(開始2.0,終息1.0)】:出水(1.00) 【流行性角結膜炎(開始8.0,終息4.0)】:川薩(10.00)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所は次のとおりです。
【水 痘(基準値1.0)】:出水(1.67),西之表(1.00),川薩(1.25),

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1) 手足口病
第21 週の手足口病の報告数は730人で,前週より161人多く,定点当たりの報告数は13.52であった。
年齢別では,1 歳(334 人),2 歳(201 人),6~11ヶ月(82 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿児島市保健所(25.62),川薩保健所(21.75),鹿屋保健所(15.00)の順に多い。
志布志保健所が 7 週連続で,姶良保健所と鹿屋保健所が6 週連続で,川薩保健所が5 週連続で,鹿児島市保健所が 4 週連続で,指宿保健所,伊集院保健
所,出水保健所,大口保健所が 2 週連続で,加世田保健所が今週から流行発生警報域である。

(2)感染性胃腸炎
第21 週の感染性胃腸炎の報告数は417人で,前週より39 人少なく,定点当たりの報告数は7.72 であった。
年齢別では,1 歳(68 人),2 歳(63 人),3 歳(43人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,指宿保健所(14.50),鹿屋保健所(12.80),鹿児島市保健所(9.85)の順に多い。

(3)ヘルパンギーナ
第21 週のヘルパンギーナの報告数は174 人で,前週より89 人多く,定点当たりの報告数は3.22 であった。
年齢別では,1 歳(59 人),2 歳(51 人),6~11 ヶ月(19 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,指宿保健所(14.00),加世田保健所(8.00),鹿児島市保健所(5.69)の順に多い。
指宿保健所が 2 週連続で,加世田保健所が今週から流行発生警報域である。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(令和元年5月31日更新)