2019年08月16日

令和元年 第32週(8月5日~8月11日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点90,小児科定点52です。
・第32週の定点把握対象疾患の総報告数は736人で,前週より110 人少ない報告数でした。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【咽頭結膜熱(開始3.0,終息1.0)】:伊集院(1.25),姶良(2.14)
【手足口病(開始5.0,終息2.0)】:鹿児島市(2.83)
【伝染性紅斑(開始2.0,終息1.0)】:鹿児島市(1.17),出水(1.67),川薩(2.33)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所は次のとおりです。
【水 痘(基準値1.0)】:川薩(1.33)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1)感染性胃腸炎
第32 週の感染性胃腸炎の報告数は254人で,前週より7 人少なく,定点当たりの報告数は4.88 であった。
年齢別では,1 歳(35 人),2 歳(34 人),4 歳(32人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,加世田保健所(16.33),指宿保健所(9.50),鹿屋保健所(9.20)の順に多い。

(2) RSウイルス感染症
第32週のRSウイルス感染症の報告数は164人で,前週より31 人多く,定点当たりの報告数は3.15 であった。
年齢別では,1 歳(65 人),6~11 ヶ月(34 人),2歳(26 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿児島市保健所(6.00),加世田保健所と名瀬保健所(それぞれ5.67),姶良保健所(4.14)の順に多い。

(3)流行性角結膜炎
第32 週の流行性角結膜炎の報告数は17 人で,前週より8人少なく,定点当たりの報告数は2.43 であった。
年齢別では,30~39 歳(4 人),6~11 ヶ月,2 歳,3 歳(それぞれ 2 人),1 歳,4 歳,6 歳,20~29 歳,50~59 歳,60~69 歳,70~79 歳(それぞれ 1 人)の
順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿児島市保健所と川薩保健所(それぞれ3.00),姶良保健所(2.00)の順に多い。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(令和元年8月16日更新)