2020年08月07日

令和2年 第31週(7月27日~8月2日)

☆定点報告疾患の発生状況

・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点91,小児科定点53です。

・第31週の定点把握対象疾患の総報告数は508人で,前週より62 人多い報告数でした。

・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所
【手足口病(開始5.0,終息2.0)】:川薩(5.00)
【ヘルパンギーナ(開始6.0,終息2.0)】:鹿児島市(5.75),鹿屋(6.40)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所
【水 痘(基準値1.0)】:鹿屋(1.40),西之表(1.00)


☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)

(1)感染性胃腸炎
 第 31 週の感染性胃腸炎の報告数は 147 人で,前週より31人多く,定点当たりの報告数は2.77であった。
 年齢別では,10~14歳(20人),1歳(19人),20~29 歳(14 人)の順に多かった。
 保健所別の定点当たり報告数は,指宿保健所,鹿屋保健所(それぞれ6.00),鹿児島市保健所(4.67),姶良保健所(4.43)の順に多い。

(2)ヘルパンギーナ
 第31 週のヘルパンギーナの報告数は131 人で,前週より27 人少なく,定点当たりの報告数は2.47 であった。
 年齢別では,1歳(65 人),2 歳(32人),3歳(13人)の順に多かった。
 保健所別の定点当たり報告数は,鹿屋保健所(6.40),鹿児島市保健所(5.75),志布志保健所(1.67)の順に多い。
 鹿児島市保健所,鹿屋保健所が 3 週連続で流行発生警報域である。

(3)咽頭結膜熱
 第31 週の咽頭結膜熱の報告数は51 人で,前週より16人多く,定点当たりの報告数は0.96 であった。
 年齢別では,1 歳(23 人),2 歳(9 人),6~11 ヶ月(7人)であった。
 保健所別の定点当たり報告数は,鹿児島市保健所(2.08),出水保健所(2.00),川薩保健所(1.25)の順に多い。


【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(2020年8月7日更新)