2020年08月21日

令和2年 第33週(8月10日~8月16日)

☆定点報告疾患の発生状況

・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点91,小児科定点53です。

・第33週の定点把握対象疾患の総報告数は333人で,前週より222人少ない報告数でした。

・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所
【手足口病(開始5.0,終息2.0)】:川薩(2.75)
【ヘルパンギーナ(開始6.0,終息2.0)】:鹿児島市(3.42),鹿屋(3.20)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所
【水 痘(基準値1.0)】:鹿屋(1.80),西之表(1.00)


☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)

(1)感染性胃腸炎
 第33 週の感染性胃腸炎の報告数は110 人で,前週より35 人少なく,定点当たりの報告数は2.08 であった。
 年齢別では,10~14 歳(23 人),2 歳(21 人),1 歳(13 人)の順に多かった。
 保健所別の定点当たり報告数は,鹿児島市保健所(4.42),鹿屋保健所(4.20),加世田保健所(2.67)の順に多い。

(2)ヘルパンギーナ
 第33 週のヘルパンギーナの報告数は76 人で,前週より99 人少なく,定点当たりの報告数は1.43 であった。
 年齢別では,1歳(34 人),2 歳(21人),6~11 ヶ月(9人)の順に多かった。
 保健所別の定点当たり報告数は,鹿児島市保健所(3.42),鹿屋保健所(3.20),出水保健所(1.67)の順に多い。
 鹿児島市保健所,鹿屋保健所5週連続で流行発生警報域である。

(3)A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎
 第 33 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は 33人で,前週より21 人少なく,定点当たりの報告数は0.62であった。
 年齢別では,6歳(5人),4 歳,5歳,7歳(それぞれ4 人),2 歳,3歳,8歳,10~14 歳(それぞれ3 人)であった。
 加世田保健所,志布志保健所,鹿屋保健所,西之表保健所,徳之島保健所(それぞれ1.00),鹿児島市保健所,伊集院保健所(それぞれ0.75),出水保健所(0.67)の順に多い。


【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(2020年8月21日更新)