2020年11月06日

令和2年 第44週(10月26日~11月1日)

☆定点報告疾患の発生状況

・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54です。

・第44週の定点把握対象疾患の総報告数は515人で,前週より57 人多い報告数でした。

・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所
【手足口病(開始5.0,終息2.0)】:川薩(7.25),名瀬(11.67)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所
【水 痘(基準値1.0)】:姶良(1.14)


☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)

(1)RS ウイルス感染症
 第44 週のRS ウイルス感染症の報告数は160 人で,前週より39 人多く,定点当たりの報告数は2.96 であった。
 年齢別では,1 歳(58 人),2 歳(37 人),6~11 ヶ月(22 人)の順に多かった。
 保健所別の定点当たり報告数は,鹿児島市保健所(7.15),出水保健所(4.33),鹿屋保健所(4.00)の順に多い。

(2)感染性胃腸炎
 第44 週の感染性胃腸炎の報告数は146人で,前週より2 人少なく,定点当たりの報告数は2.70 であった。
 年齢別では,10~14歳(31人),1 歳(25 人),2 歳(21人)の順に多かった。
 保健所別の定点当たり報告数は,指宿保健所(5.50),鹿児島市保健所(4.69),鹿屋保健所(4.40)の順に多い。

(3)手足口病
 第44 週の手足口病の報告数は79 人で,前週より9 人多く,定点当たりの報告数は1.46 であった。
 年齢別では,1 歳(25人),2 歳(21 人),3歳(15 人)であった。
 保健所別の定点当たり報告数は,名瀬保健所(11.67),川薩保健所(7.25),鹿児島市保健所(1.08)の順に多い。
 川薩保健所が15週連続,名瀬保健所が3週連続で流行発生警報域です。


【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(2020年11月6日更新)