2020年07月17日

令和2年 第28週(7月6日~7月12日)

☆定点報告疾患の発生状況

・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点91,小児科定点53です。

・第28週の定点把握対象疾患の総報告数は503人で,前週より10 人多い報告数でした。

・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所
【ヘルパンギーナ(開始6.0,終息2.0)】:川薩(7.25)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所
該当なし。

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)

(1)感染性胃腸炎
第28 週の感染性胃腸炎の報告数は180人で,前週より4 人多く,定点当たりの報告数は3.40 であった。
年齢別では,10~14歳(25人),1 歳(24 人),2 歳(20人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿屋保健所(7.40),指宿保健所(6.50),鹿児島市保健所(6.25)の順に多い。

(2)ヘルパンギーナ
第28 週のヘルパンギーナの報告数は145 人で,前週より21 人多く,定点当たりの報告数は2.74 であった。
年齢別では,1 歳(58 人),2 歳(32人),6~11 ヶ月(20人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(7.25),鹿児島市保健所(5.75),鹿屋保健所(4.80)の順に多い。
川薩保健所が3 週連続で流行発生警報域である。

(3)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 28 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は 61人で,前週より2人多く,定点当たりの報告数は1.15 であった。
年齢別では,5歳(11人),4 歳(9 人),2 歳(8 人)であった。
保健所別の定点当たり報告数は,出水保健所(5.33),志布志保健所(2.00),伊集院保健所(1.50)の順に多い。


【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(2020年7月29日更新)