2020年07月24日

令和2年 第29週(7月13日~7月19日)

☆定点報告疾患の発生状況

・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点91,小児科定点53です。

・第29週の定点把握対象疾患の総報告数は536人で,前週より33 人多い報告数でした。

・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所
【水 痘(開始2.0,終息1.0)】:西之表(3.00)
【ヘルパンギーナ(開始6.0,終息2.0)】:鹿児島市(9.58),鹿屋(6.40),川薩(2.75)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所
該当なし。

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)

(1)ヘルパンギーナ
第 29 週のヘルパンギーナの報告数は 194 人で,前週より49人多く,定点当たりの報告数は3.66 であった。
年齢別では,1 歳(75 人),2 歳(46 人),3 歳(29人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿児島市保健所(9.58),鹿屋保健所(6.40),出水保健所(3.33)の順に多い。
川薩保健所が3 週連続で,鹿児島市保健所,鹿屋保健所が今週から流行発生警報域である。

(2)感染性胃腸炎
第 29 週の感染性胃腸炎の報告数は 168 人で,前週より12 人少なく,定点当たりの報告数は3.17 であった。
年齢別では,10~14 歳(34人),1 歳(22人),4 歳(17人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,指宿保健所(7.50),鹿児島市保健所(6.08),鹿屋保健所(5.60)の順に多い。

(3)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第29週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は48人で,前週より13 人少なく,定点当たりの報告数は0.91 であった。
年齢別では,4歳(11 人),6 歳(8人),7 歳(5 人)であった。
保健所別の定点当たり報告数は,出水保健所(4.33),大口保健所(2.00),川薩保健所(1.50)の順に多い。


【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(2020年7月29日更新)