2020年08月14日

令和2年 第32週(8月3日~8月9日)

☆定点報告疾患の発生状況

・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点91,小児科定点53です。

・第32週の定点把握対象疾患の総報告数は555人で,前週より47 人多い報告数でした。

・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所
【手足口病(開始5.0,終息2.0)】:川薩(7.75)
【ヘルパンギーナ(開始6.0,終息2.0)】:鹿児島市(6.25),鹿屋(8.20)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所
【水 痘(基準値1.0)】:出水(1.00),西之表(1.00)


☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)

(1)ヘルパンギーナ
 第32 週のヘルパンギーナの報告数は175 人で,前週より44人多く,定点当たりの報告数は3.30 であった。
 年齢別では,1 歳(85 人),2 歳(51 人),6~11ヶ月,3 歳(それぞれ11 人)の順に多かった。
 保健所別の定点当たり報告数は,鹿屋保健所(8.20),鹿児島市保健所(6.25),姶良保健所(5.14)の順に多い。
 鹿児島市保健所,鹿屋保健所が 4 週連続で流行発生警報域である。

(2)感染性胃腸炎
 第32 週の感染性胃腸炎の報告数は145人で,前週より2 人少なく,定点当たりの報告数は2.74 であった。
 年齢別では,1歳(24人),3 歳,10~14歳(それぞれ16 人),4 歳(14 人)の順に多かった。
 保健所別の定点当たり報告数は,鹿児島市保健所(5.75),鹿屋保健所(5.40),指宿保健所(4.00)の順に多い。

(3)手足口病
 第32 週の手足口病の報告数は66 人で,前週より18 人多く,定点当たりの報告数は1.25 であった。
 年齢別では,1歳(32人),2 歳(18 人),3歳(9 人)であった。
 保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(7.75),出水保健所(2.33),鹿児島市保健所(1.75)の順に多い。
 川薩保健所が3 週連続で流行発生警報域である。


【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(2020年8月21日更新)