2019年11月08日

令和元年 第44週(10月28日~11月3日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54です。

・第44週の定点把握対象疾患の総報告数は892人で,前週より125 人多い報告数でした(4 頁参照)。

・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所
【咽頭結膜熱(開始3.0,終息1.0)】:伊集院(1.50)
【手足口病(開始5.0,終息2.0)】:指宿(5.00)
【伝染性紅斑(開始2.0,終息1.0)】:志布志(3.00),名瀬(2.00),川薩(2.50)
【ヘルパンギーナ(開始6.0,終息2.0)】:鹿児島市(2.23),指宿(2.50)

・流行発生注意報の基準値以上の保健所
【インフルエンザ(基準値10.0)】:川薩(11.57)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1) 感染性胃腸炎
第44週の感染性胃腸炎の報告数は279人で,前週より65人多く,定点当たりの報告数は5.17であった。
年齢別では,1 歳(44 人),4 歳(37 人),3 歳(35 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿屋保健所(11.20),指宿保健所(10.50),加世田保健所(9.00)の順に多い。

(2) インフルエンザ
第44 週のインフルエンザの報告数は249 人で,前週より 96 人多く,定点当たりの報告数は 2.71であった。
年齢別では,10~14 歳(55 人),4 歳(28 人),6歳(23 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(11.57),鹿児島市保健所(3.78),徳之島保健所(3.40)の順に多い。

(3) 流行性角結膜炎
第44 週の流行性角結膜炎の報告数は13 人で,前週より6 人多く,定点当たりの報告数は1.86であった。
年齢別では,5 歳,20~29 歳,60~69 歳(それぞれ 2 人),2 歳,4 歳,6 歳,9 歳,30~39 歳,40~49 歳,50~59歳(それぞれ1 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,姶良保健所(4.00),川薩保健所と鹿屋保健所(それぞれ2.00),鹿児島市保健所(1.25)の順に多い。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(令和元年11月8日更新)