2020年07月31日

令和2年 第30週(7月20日~7月26日)

☆定点報告疾患の発生状況

・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点91,小児科定点53です。

・第30週の定点把握対象疾患の総報告数は446人で,前週より90 人少ない報告数でした。

・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所
【ヘルパンギーナ(開始6.0,終息2.0)】:鹿児島市(7.08),鹿屋(6.60)
【手足口病(開始5.0,終息2.0)】:川薩(8.25)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所
該当なし。


☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)

(1)ヘルパンギーナ
 第30 週のヘルパンギーナの報告数は158 人で,前週より 36 人少なく,定点当たりの報告数は 2.98 であった。
 年齢別では,1歳(71 人),2 歳(42人),6~11 ヶ月(14 人)の順に多かった。
 保健所別の定点当たり報告数は,鹿児島市保健所(7.08),鹿屋保健所(6.60),姶良保健所(2.71)の順に多い。
 鹿児島市保健所,鹿屋保健所が 2 週連続で流行発生警報域である。

(2)感染性胃腸炎
 第 30 週の感染性胃腸炎の報告数は 116 人で,前週より52 人少なく,定点当たりの報告数は2.19 であった。
 年齢別では,10~14歳(23人),1歳,5歳(それぞれ15 人),4 歳(12 人)の順に多かった。
 保健所別の定点当たり報告数は,鹿児島市保健所(4.42),鹿屋保健所(3.40),指宿保健所,加世田保健所,姶良保健所(それぞれ3.00)の順に多い。

(3)手足口病
 第30 週の手足口病の報告数は53人で,前週より19人多く,定点当たりの報告数は1.00 であった。
 年齢別では,1歳(22 人),2 歳(12 人),3 歳(8 人)であった。
 保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(8.25),鹿児島市保健所(1.25),伊集院保健所(0.50)の順に多い。
 川薩保健所が今週から流行発生警報域である。


【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(2020年7月31日更新)